突然の旅ブログ①星野リゾート 界 長門
ここ2.3年で、ひとり温泉旅をするようになったんです。遠征は昔から一人でしてたけど。
“一人贅沢温泉旅”と題して旅に出るのは4回目。観光は若い頃にたくさんしたので、お宿に泊まって美味しいものを食べるだけでいい。できるだけ贅沢したい。寝たい時間に寝て、起きたい時間に起きる。お腹が空いたら食べる。だからこそ、ひとり旅なのです。
今回の旅の目的は、星野リゾートに宿泊すること。まずは宿探し。インバウンドが増えたからメジャーな温泉地は避けたい、ペーパードライバーなので電車でも行けるところ、できれば客室露天風呂、5万円前後、という条件から今回は長門湯本温泉の「界 長門」に決めました。
山口宇部空港からリムジンバスで新山口駅へ。駅周辺でランチをしたかったけど、新幹線の停まる駅なのに周りには何もなかった…。新山口からローカル線を乗り継いで長門湯本駅へ。このあたりから、土砂降り。駅から宿まで徒歩15分くらいのはずなのに、キャリーバッグに傘さして、ついでに暑さと湿気で、宿に到着した頃には全身ぐちゃぐちゃ。
そんなぐちゃぐちゃな私を快く出迎えてくださり、ロビーで少し待ってから朝食の時間を決めていよいよお部屋へ。露天風呂付きの客室は別棟にありました。
お部屋に向かうあいだも、スタッフの方と少しお喋り。やっと念願の星野リゾートの宿泊だと伝えると「なぜ初めてがこちら?」と聞かれたので、「別府か長門か最後まで迷ったけど、インバウンドが少なそうなのと、別府は客室露天付きのお部屋が空いてなくて」と正直に答えました。「そういうことなら、長門はぴったりです!」とスタッフさんも嬉しそうでした。
お茶を淹れて頂き、少し休息。お茶は生姜茶?みたいなやつ。
お部屋の窓からは緑がたっぷり。
逆サイドから見ると、こんな感じ。テーブルの前の赤い扉を開けるとテレビ。
ヘッドボードのところには、地元の和紙。かわいい。
客室露天風呂。温度は40℃になっているので、設定を変える場合はフロントに電話してください、だそうです。私にはちょうどよかったです。
お部屋の温泉にドボンと浸かって、すぐに「遠かったけど来てよかったー!!!」となりました。とっても気持ち良かったです。
“ご当地楽”の墨あそびも興味があったけど(これこそが界の楽しみでもある)、お部屋でのんびりと過ごすことにしました。というのも、この日はテレ東音楽祭の日。温泉入って、作務衣に着替えて、エアコンの入った涼しいお部屋でダラダラとテレビを見ていました。
夕食は半個室で。スタッフさんとのお喋りも楽しい。最初の1杯目はビール。そのあとは日本酒が少しずつ飲み比べられるセットを頼みました。「原田」というお酒が好みでした。
お品書き。裏は「界」それぞれの先付の紹介が。どこも美味しそう…。
先付。
煮物椀。鱧大好き!
宝楽盛り、お造り、酢の物。とっても豪華。
揚げ物。稚鮎もほろ苦くて美味しい。
蓋物。
焼き物。地元の柑橘、ゆずきちの香りでさっぱり。
河豚皮土鍋ごはん。パリパリの皮の食感が楽しい。食べきれなかったご飯は香の物と一緒に包んで頂き、持ち帰って夜食(というかお酒のおつまみ)として食べました。
夏みかんあんみつ。
寝る前にもう一度湯汲み。
朝起きてすぐにまたお風呂。朝ごはんに行く前にもう一回入っちゃった。好きな時に好きなだけ、思い立ったらすぐに入れるから、露天風呂付きの客室を選んじゃう。
朝ごはん。
だし巻き玉子は卵の調達の関係で、温泉卵になっていました。どこもかしこも、卵が不足しているのね…。
たっぷりのお味噌汁が美味しかった。おかずがたくさんあるので、ご飯をお代わりしました。
朝ごはんを食べてから、コーヒーでも飲んでゆっくりしようかなと思ってライブラリー(ラウンジのようなところ)に寄ってみたんだけど、コーヒーマシンが使えなかった…。
ということで、長門湯本の温泉街をお散歩。
温泉街側にある入り口。
青々とした竹林が美しい!
雨が降ったり止んだり、突然晴れたり。ちなみにこれ、九州北部と山口県に線状降水帯が発生する前日だったりする。
②につづく…。