ムーラン•ルージュ!ザ•ミュージカル 8/2
帝劇外側の装飾も素敵。
初回は母と(母の友達と)東京駅でランチをしてから無料の丸の内循環バスで帝劇まで行ったので、到着がギリギリになってしまい、トイレに寄った後に着席した頃にはプレショーが始まっていました。学習した今回は、開演30分前に入場し、一通り写真を撮ってからトイレへ行き、プレショーも最初から観ることができました!
席からの眺めはこんな感じ。前回は1階A席(T列)下手側サブセン。今回は前列(X列アリのE列なので、実質8列目)の下手側サブセン。X列があることを失念していたので双眼鏡を持って行かなかったけど、双眼鏡はあってもよかったなぁ。
今回のキャスト。公爵とラ•ショコラだけ前回と同じ。
話は戻って、プレショー。音も立てずにキャストがそこにいて、ゆっくりと動いてこっちをじっと見ている。こっちが見てるというより、こっちを見てる。後列の時は思わなかったけど、前列に座ると分かる。なんか品定めされてる?って。舞台と客席にはあんなに高さの違いがあるのに、本当にムーランルージュの座席に座っていて、踊り子さんを見に来た気分になる。そんな気分を味わうために、向こうからも仕掛けられてるのかなーって。
望海さんのサティーンがとても楽しみでした。望海さんはガイズ&ドールズを見たので歌の上手さは存じていました。なんとなく優等生的な上手さで、平原綾香さんのサティーンの迫力には叶わないかな…って思っていたのですが、しっかり裏切られましたね。さすが元男役、低音も美しいし「しゃくり」って言うのかな、そういうアレンジもバッチリ決まっていました。そして細い!あんなに細いのにどこからあのパワーが沸いてくるのか…。不思議です。
そして甲斐翔真くん。この子めちゃくちゃ若いのね!に、に、にじゅうごさい!!エリザは翔真くんで一度も観ていないので、今回がはじめましてです。発展途上な感じはあるけど、クリスチャンというサティーンに憧れる若さ溢れる役にはめちゃくちゃハマってる。ちょっと成長を見守りたい感じ。
初見の感想は感情の赴くまま文字にしたけど、もう少し深掘り。
とにかく歌詞提供アーティストの豪華なこと!テレビで芳雄くんとあーやの「Your Song」は予習したけど、唐突にあのシーンだけ流されましても…というのがテレビを見た時の感想で、劇場で聴いたら全然イメージが違った。ユーミンの歌詞がスッと入ってくる。他にいしわたり淳治さんとか岡嶋かな多さんとか、ヒャダインさんまで!『関ジャム』常連さんばっかり。関ジャニ∞のオタクしててよかった!
訳詞を文字で見たい…。このキャストでサントラ出して欲しい。版権の関係で無理なのかなぁ。豪華なキャストと豪華な歌詞提供者、もったいない。とにかく全ての曲が好きすぎて、帰宅してからYouTubeで聴けるブロードウェイ版のサントラをめっちゃ聴いてる。で、プログラム見ながらあの曲がこのタイトルで、この人が日本語の歌詞を書いたのかーって答え合わせをしてる。でも、歌詞が分からないのよ!それがほんっとに残念すぎる。
私はアンサンブルがダンス特化みたいな踊りまくるミュージカルが大好きなんだなーって、今さら自分の好みを分析した。
Lady M'sが担うオープニングもエンディングも震えるほど好き。ベビードールのおふたり、可愛すぎる。特にカツラを取って話すシーン。サティーンに宥められてる姿にキュンとする。
1幕終わりのエッフェル塔のシーンも好き。サティーンとクリスチャンが幸せの絶頂にいるシーンだよね。
あとカンカンのシーンも楽しすぎて大好き!カーテンコールの難しい手拍子も!!
初めて見たミュージカルは、小学生の頃のエニシングゴーズあたりだと思うんだけど、それ以来たっくさん観てきたなかで、たぶん一番好きだと思う。だって、2回じゃ全然足りなかったもん。
カーテンコールに降ってくる銀テープは取れなかったけど、紙吹雪はたくさん取れた。ハートがたくさん。
チケット代も歴代最高額だけど、それに値する満足度。最高のキャスト、最高のセットに最高のクリエイター。17000円の価値あります。いや、それ以上!お値段以上だよ。
で、再演ある?