ロミオとジュリエット 4/23

東京宝塚劇場で観劇するのは初めてです。レポには残してないけど、ヅカヲタの後輩に誘ってもらってちょこちょこ宝塚は観てたんですよね。彼女は星組の愛ちゃん…愛月ひかるさんのファンなので、私も星組ばかり観劇しています。今回はロミジュリ。東宝のロミジュリはゆんくんが出ていたので観たことがあります。大好きな「世界の王」が宝塚ver.だとどうなるのか、興味がありました。

ツイッターのトレンドにも上がっていて思わず開いてしまった「愛ちゃんの死」。今回観たのは役替わりBパターンで、まさに愛月さんが「死」を演じられていました。一言も喋らない訳。見た目はエリザベートの黒天使のよう。こういう役はやっていて楽しいでしょうね。

「世界の王」は…東宝ver.はアンサンブルじゃなくて“ダンサー”だから、あそこまでのダンススキルは求めちゃいけないよね。宝塚にあれを期待しちゃダメだった。宝塚は美しくてナンボ、です。

キャピュレットの方たちの赤メイク綺麗だなぁ〜とか、モンタギューの男役さんの髪型すごいなぁ〜と思いながら双眼鏡を覗いていました。赤系メイク、グリッターメイクが大好きなので、何のコスメ使っているのか知りたい。

ジュリエットがめちゃくちゃ強い子に見えたんですよね。反抗期みたいに。“誰が何と言おうと、私はロミオと一緒にいたいのよ！！”って。恋に恋するジュリエットじゃなかった。そしてロミオが、優しい。いろいろな人に優しいロミオだった。メイクも工夫されてるのかな、幼いロミオだったなー。強いジュリエットと優しいロミオ、これも良かったです。

注目してる極美慎くんは、面白いパリスでした。ああいう役をやっているのを私は見たことがなかったので、新境地ですね。品の良さが出ちゃってるから、もっとぶっ飛んでてもいいかも。スタイルがめちゃくちゃ良いので何を着ても似合う。近くで見てみたいけど、近くで見たら同じ人間と思えなくて落ち込みそう。

宝塚だから、フィナーレがあるんですよね。役から離れたキラキラギラギラ衣装で歌って踊るのを見られるのは、宝塚の醍醐味です。最後のデュエットダンス、トップのお二人がキレッキレで、“え？早送りした？？”という感じ。そのキレッキレダンスもっと観たい！！

東京宝塚劇場って、観やすいんですね。他の劇場と比べて、前列との間隔が広かった気がする。あと、背もたれも低めだったような…。感覚なので分からないけど、たまたま座った席が見やすかったのかな。座席のクッションもちょうど良くて、とても気に入りました！

ところでさ、毎回思うんだけど、宝塚のファンクラブって変なシステムですよね。『モーツァルト』のチケットを主演の二人それぞれのFCで取った話をしたら、「それは貢献度によってチケットの当選率変わるの？」って聞かれたんです。いや、普通の芸能事務所のFCだから、みんな平等だよと答えたんだけど…、むしろこちらが普通じゃないですか。入り待ち出待ちをした回数やチケットを申し込んだ枚数？とかによって、取れる数が変わるの？席が変わるの？？よく分からないけど、いくらチケット代が安くても（S席で9500円は、安いよね）時間とお金のある人しかできないよなぁ…と思う。このヅカヲタちゃんが熱心に誘ってくれるので、こうしてたまにチケットを取ってもらうけど、ジャニヲタの私は「ごめんねー。チケット取れないから誘えないのよー」と言っている。ヲタでさえチケット取れないのに、非ヲタを誘ってる場合じゃないのだよ、ジャニーズは。私をヅカヲタに引きずりこもうとしてるように見えるんだけど、なんでだろう。これも貢献度？？？うーん…そんなお金と時間があるなら、ジャニーズに注ぎ込みたい。タカラヅカはたまに観るくらいがちょうどいい。